2021年8月6日 / 最終更新日 : 2021年7月20日 ちひろ 日々のつぶやき 当面の間、更新をお休みします。 こんにちは。 いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。 わたくしごとですが、このたび出産を控え、しばらくのあいだブログの更新をお休みしようと思っております。 インターネットはとても便利で、たくさん助けられてきま […]
2021年8月3日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 涙の存在証明[言葉の切れ端254] 心が動いて、涙が出る。肉体には何の刺激もないのに。 ぼくたちは認識する。形のないなにかを。 涙だけが、その存在証明となる。
2021年7月31日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 泣いてほしくないなんて願うには[言葉の切れ端253] できれば、泣いてほしくないんだ。いつも笑っていて、とまでは望まないから。 僕には力がないから、君の頬を伝う涙を拭ってあげることができない。すまない、と君に声を届けることもできない。 君の瞳に僕の姿を映すことさえ。 それで […]
2021年7月28日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 親しい友人の死を予測すること[言葉の切れ端252] 遠くで起こっていることを知ろうとすればするほど、近くで起こっていることがわからなくなる。 近くで起こっていることを知ろうとすればするほど、やはり近くで起こっていることがわからなくなる。 そのようにして、僕のもっとも親しい […]
2021年7月25日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 ほかでもない、ぼくらがやっていること[言葉の切れ端251] ぼくたちは、食べるものを狩ることも採集することもなくなった。命をつくって、それを勝手に加工したり喰らったり、捨てたりしている。ぼくらのつくったものなんだから、それをどうしようとぼくらの勝手だよね。 賛同できない? いいか […]
2021年7月22日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 買い物好きのお前たちへ[言葉の切れ端250] ベルトを締めるくらいなら、ちゃんとサイズの合ったズボンを買えばいい。サイズが合わなくなるくらい、太ったり痩せたりしなければいい。 食べきれないほど注文しなければいい。 使い切れないほど金を稼がなければいい。 私の言ってい […]
2021年7月19日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 罪を犯す理由[言葉の切れ端249] 「なんにも」 お前は一体なにが不満だったんだとその番人に訊かれたとき、だから私はそう答えるしかなかった。想定外の質問に嘘いつわりなく答えようとすると、そうするよりほかなかった。 それとも何だ、罪を犯す者はみなその背景に不 […]
2021年7月16日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 不安を取り除く体液の海[言葉の切れ端248] 絶望することはない。馴れてしまえばいいのだ。何もないということに。君にはそれができる、大丈夫だ。 彼女にそう云われて、私はその考えに自分を馴染ませようとした。 ほどなく私の中に、安心と呼んでもよさそうな何かが広がった。 […]
2021年7月13日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 君たちは背負いすぎなのだよ[言葉の切れ端247] 動いていたまえ、意味はなくとも。 善悪は考えなくていい、それを考える者は別にいる。 意思は差し挟まなくとも良い、それはただの飾りなのだ。 悲しむ必要はない、君たちは背負いすぎなのだよ。
2021年7月10日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 もうお腹が一杯になったなら。[言葉の切れ端246] もうたくさんだと思ったなら、斬り捨ててしまえばいい。空白には直ぐ馴れる。
2021年7月7日 / 最終更新日 : 2021年7月7日 ちひろ 言葉の切れ端 目に見えるものをもっと[言葉の切れ端245] 目に見えるものを、もっと尊重したほうがいい。 さわれるものを、もっと大切にしたほうがいい。 聞こえる音に、耳を澄ませたほうがいい。 君が考えているよりも、それらの力は大きいから。 そして君が別なことを考えているあいだに、 […]
2021年7月4日 / 最終更新日 : 2021年6月13日 ちひろ 言葉の切れ端 大切な何かを手に入れてしまったなら[言葉の切れ端244] 何かをしっかり手に入れて、それを長くつなぎ止めておきたいなら、優先順位というやつを考えたほうがいい。 くだらないものだよ、もちろん。そんなのは自分で選べるものではないのだから。 でもそれでも尚、やっぱり考えておいたほうが […]
2021年7月1日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 調味料と素材、こだわるべきは[言葉の切れ端243] まともな土地に住んでいて、本当に美味しいものが食べたいなら、調味料は塩だけでいい。それも、その辺の海にある岩で干からびているようなやつだ。 もしあんまり金がないとか、あいにく都会に住んでいるとか、そういうやむを得ない事情 […]
2021年6月28日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 歴史は記録とは別物なのだ[言葉の切れ端242] 記録に意味を求めることはできない。歴史から学ぶことはできるが、それは記録を頼りに見いだされるものではないからだ。 歴史は我々の中にある。解釈を必要としない場所に。 我々が記録と呼ぶものは、事実からも真実からも離れたただの […]
2021年6月25日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 ふたつの一致した食べ物[言葉の切れ端241] 世の中でいちばん美味い食い物のことを考えてみるといい。それから、当たり前みたいに食べている、退屈とさえ言える食い物のことを考えてみるといい。 この二つは一致したか? 今の質問に迷いなくYESと答えられたなら、お前はたぶん […]
2021年6月22日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 とことん退屈な世界へ[言葉の切れ端240] ヒロインが病気で死ぬ映画なんて、世界ひとつあればそれで事足りた。あとのものはみんな二番煎じにすぎない。 これから旅行に出かける先の情報なんて、前もってわからないほうがよかった。なんでもかんでも予習できてしまって、現実は安 […]
2021年6月19日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 ゴールのない迷路[言葉の切れ端239] 袋小路型の迷路にはな、救いもあるんだ。 それは、いつまでも迷路の中にいられるということなんだよ。 もちろん冒険者は出口があると信じて突き進むわけだし、それがゲームの一番おもしろいところでもある。 ゴールに辿り着いてしまう […]
2021年6月16日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 竜巻みたいな女[言葉の切れ端238] 竜巻みたいな女と結婚したいって思ったんだよね、おれ。 そりゃあ確かに、春の小川に吹くそよ風みたいな女のほうが苦労は少ないと思うよ。人生は短いようでまあ長いわけだし、自然災害と結婚なんてしたら身が持たないのかもしれない。 […]
2021年6月13日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 子供をつくった理由[言葉の切れ端237] 私は本当は老いが恐ろしかったんだよ。朽ちていくのが。 死ぬ瞬間の恐怖を和らげるためだけに、どうしてこれほど多くのことを犠牲にしなきゃならない?最後の最後に死ぬほど苦しむことになったとしても構わないというのに。 まあ、これ […]
2021年6月10日 / 最終更新日 : 2021年5月12日 ちひろ 言葉の切れ端 考えるのはよそうぜ[言葉の切れ端236] 損失について考えるのはよそうぜ。悲しくなっちゃうから。 命のことを考えるのもよそう。本質から逸れるのはマズい。 完全なるもの、恵まれない人たちのこと、マーケティングのこともだな。 それ以外のことについて、フリートークとい […]