多様性は本能に逆行している[言葉の切れ端146]

「多様性の尊重は、本来の動物の本能には逆行しているんだ」

「わかるよ」

「我々は、自分と違う人間には警戒心を抱き排除しようとするものだからな」

「わかるよ」

「それでも多様性を推し進めるのは、それが大きな枠組みで見ればメリットがあるからだ」

「そうだな」

「未来のメリットのために人類が団結するなんて、実に珍しいことなんだぜ」

「だろうな」

「だから今は、何にでも盲目的に寛容になるしかない。要は無関心だ。それだけが、多様性に対する苦しみを和らげてくれる」

「なるほど」

「その苦しみは長くは続かない。まもなくすべてのパターンが法則化され、我々は機械が提示する『おすすめ』よりも自分が気に入るものを見つけられなくなる。そうなれば個人レベルの多様性は終わりを迎え、我々は十分に安全を保証される」

「それはいい」

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ことば、文字、文章。 それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。 文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。 そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。 私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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