思い出が詰まっているところ[言葉の切れ端158]

「思い出ってのは、ここに詰まってるのさ」
日野さんは自分のこめかみを指して言った。

それから、日野さんのおばあちゃんがとても捨てられない、と抱きしめたゴミの山を指して続けた。
「ここに詰まっているわけじゃない」

私は日野さんの言うこともおばあちゃんの言うこともよくわかったから、少し困った気持ちでその光景を見つめていたけれど、私はこれから日野さんと結婚するわけだから、今日はおばあちゃんの味方をしておこうと思ったのだ。

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ことば、文字、文章。 それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。 文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。 そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。 私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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