死ぬ権利を得るために十分な苦しみ[言葉の切れ端174]

欲が薄れていく。まるで天国だ。

平和で、ひとりぼっちだ。

でも本当の死はこんなものじゃない。

私はまだ、苦もなく平穏な死に至れるような人間ではない。

一生分の苦しみを味わったからといって、楽に死ねるわけでもないのだろう。

人間の感じる苦しみと、死に至る必要十分な条件はちがう形をしている。

投稿者プロフィール

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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