陰と影のちがい

ふと、思っただけです。
「陰」と「影」のちがい、ちゃんとわかってたかな、と。

同音異義語としてのちがい

日本語には、たくさんの同音異義語と呼ばれる言葉たちがあります。

いわゆる、発音が同じで意味が違うという言葉たちですね。
例を挙げると、
「雨」と「飴」
「柿」と「牡蠣」
「箸」と「橋」と「端」なんていうトリプル技もかませます。
これらは指すものがまったく違うので、違いははっきりしていますね。

じゃあ、なんとなく似ている感じの「影」と「陰」は??

辞書をひく前の勝手に妄想タイム

では、まず何でもかんでも答えを見てしまう前に考えてみたいと思います。

イメージでは、「影」のほうは「物理的な質量を持ったものAが光に当てられ、それよりも小さな別の物理的な質量を持ったものBが光を遮る時に、Aに形作られるBの平面を切り取ったような黒の集まり。」と言った感じでしょうか。

一方の「陰」は、「光が物理的な質量を持ったものそのものに遮られること。またそのものに隠されること」という感じ……

ここでは視点の違いなような気がします。

「影」のほうは、自分は光を遮るものか、または全くの第三者として黒の集まりを見つめている。
「陰」のほうは、自分は光を遮る物体に隠されていて、光は見えない。

本当にざっくりとしたイメージです。
漢字をバラしてみても、私には特に違いがわかりません。

類語国語辞典さんの登場

お世話になります。

まずは「影」を引いてみます。
なんと3つも書いてある箇所が見つかりました。

  1. 日・月・灯火などの光。その発光体
  2. えええ、発光体そのものなのですか

  3. 明暗により物の形が映し出されたもの
  4. これですね、私のイメージに近いのは。

  5. そこにいるいないはともかく視覚的・感覚的にとらえたその人の姿
  6. これカッコイイ!しびれます!その息子の顔に、彼女の影が見えた。的な感じですね!

続いて、「陰」

  1. 遮られて光の当たらない所
  2. うんうん、このイメージです。

  3. 人に見えない所
  4. おおお、なるほど。陰口とか言いますもんね。それにしても、人と光を同列に並べるとは……

全体的に

今回はまぁなかなかいい線いったんじゃないかと思います。
個人的には楽しかったです。
偏った趣味に付きあわせてしまいました。どこかしら何かしらの形で雑学として使ってみてください。

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ことば、文字、文章。 それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。 文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。 そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。 私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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