完璧主義でつらい。そんなあなたが大好きですよ、わたしは。
この一週間、体調不良と病院通いで昨日は夕方まで起きられず。
「ああ、このままじゃ有休なくなっちゃうよ」なんて現実的なことを思いながらも。
どうしてわたしはこうなんだろうと。
もう精神的には割りきったじゃないか、と。
これは、修行なんだよ。
いい文章を書くための、人の心に寄り添うための、修行なんだよと。
そう思ったら、つらくはなくなったし、むしろ楽しみさえ覚えていた。
けれど、体がついてこない。
肩が、首が、腰が、痛い。
頭が痛い。
めまいがする。
冷や汗が止まらない。
息が詰まる。
なんで。どうして。
どうして頑張ってくれないの。わたしの心は頑張っているのに、どうして体は頑張れないんだ!
病院に行っても、大した原因はみつからない。
「その不調は、あんたの甘えから来てんだよ」
そう言われている気がして。悔しくて。
大切な家族に当たったり。
そんな自分に嫌気が差したり。
わたしの家族は、本当に世界一だと思う。
彼らに怒りをぶつけてしまう時は、わたしがわたしに怒っているだけ。
ごめんなさい。
もうだめだ、これ以上は。
大好きな上司がいる。
「もうやめる」と、それだけLINEした。
10歳年上の、自称「不真面目キャラ」
わたしが唯一、職場で心から尊敬し、大好きなひと。
伝えておこうと思った。
休みなのに、ゆっくり聞いてくれた。
わたしは、社会に適合できない。
仕事をしようとしない上司。
理不尽な飲み会。
無駄な会議。
誰得。
わたしは、自分が納得したことでないとできない。するけれど、非常なストレスを感じる。
納得したことなら、心血注いでやるよ。
社会に出た人はわかると思うけれど、それじゃ社会人やっていけないの。
市役所とかね。特にね。
で、要するに”わがまま”なわたしは、そういうのを噛み殺しながらやっていくくらいなら、大人になんかなってやらないと思ったし、どうせしんどいなら、好きなことやって飢えるほうがいい、と思った。
だから、もう、やめよう、と。
全然続かないよ、わたし。
何事も。
で、その不真面目キャラ毒舌上司はというと。
めちゃくちゃ優しかったのね。
その人とのやり取りは、わたしのおまもりだから、絶対人には見せないけどね。笑
以下、かいつまんで概略をば。
「もう、どう頑張ったらいいのかわからない」
わたしにとって、頑張るベクトル、つまり目標を見失うことは、死を意味する。
けれど、その人の頭の中を覗いて、それを可視化するだけでわたしの存在価値はあるみたいだった。
お前がいないと困る、と。
それがただの慰めじゃなく、その人の望みだったから、自信が持てた。
なら、それだけでいいですか、その他のことは、どうでもいいですか、とわがままで子どもなわたしは言う。
まかせろ、と彼は言った。
飲み会とか嫌なら、俺がうまいこと言うといたる! 空気なんて読むな、わがままなお前楽しみにしてるぞ。
あはは、この人おもしろいな。
こんな人、いるんだな。
言ってみるもんだな。
八方美人な自分、グッバイ☆
そんな風に、昨日はたくさん眠って、たくさん悩んで、勇気を出して、吹っ切れた。
今朝は、朝から掃除をしていた。
動こう、と思ったのだ。
体を、動かさなくちゃ、と。
わたしは、心だけではできていない。
体も、わたし。
大切にしてやらなきゃな。
YouTubeで朝っぽい音楽を流していたら、どうしてだかわからないけれど。
たまたま。
ほんとうにたまたま。
こんな曲が流れた。
全然知らない人の、聞いたこともない曲。
普通なら絶対に聞くことのないであろうジャンル。
掃除の手が止まった。
肌寒い。そう言えば、着替えている途中だった。
こんな風に、すぐに別のことに気を取られて最初やっていたことをそのまま忘れてしまうのも、よくあること。笑
何度も何度も歌詞を見返した。
完璧主義な人には、「完璧じゃなくたっていい」なんて言葉はあまり意味を持たない。
完璧でないと、だめなんだよ。
だから、「あんたは完璧だよ」って言ってほしい。
F**kin’ perfect(クソ完璧)だってさ。
最高だな。
めっちゃ楽になったわ。
PVの方は、ちょっと刺激が強めなので、気になる方だけ。
わたしも、家族や、こんなわたしでもいいよって言ってくれる友達がいなかったら、こんな風になってたかも。と思う。
だから、完璧主義なあなたへ。
わたしはあなたが大好きです。
真面目で、優しくて、世界の色んなことが見えちゃって、自分にだけは厳しい。
でもさ、何かを成し得た人って完璧主義な人が多いんだよ。
中途半端で満足できちゃう人は、幸せかもしれないけど、そういう人生。
完璧主義っていう性格は、最高のギフトだってば。
だから、自分の思う道を、完璧に生きようとしてみよう。
何もかもじゃなくて、そこだけは完璧に。
それ以外は、本当にあなたにとってどうでもいいことなんだから! な!
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ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。
文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。
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