人生深く生きてる人は、おもろいこと言う場合が多いんちゃうか説。『syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ /山本ゆり』

好きなレシピブロガーさんがいます。
いや、かつて好きだったと言う方がいいかな。5年前くらいから3年前くらいまで毎日のように見てました。

今きらいになったとか全くそういうのではなくて、ただ単純に自分があんまり人のブログやSNSを見なくなったというだけです。

大学生の時、この人にとても笑わせていただき、勇気づけられ、レシピも参考にして、レシピ本も3冊持ってるし、この人好きやわ―、って心から思う人。

ひとことで言うと、「めっちゃ控えめで、自分の意見はこれ! みたいな頑固さゼロで、でも自分を持ってないとかでも全然なくて、むしろすごく自分を持ってて、でも人類に対する思いやりもあって、よく悩んだりするところとかも人間くさくて好きで、そのくせついついおもしろおかしく振る舞うことでポジティブに考えてみたり、誰にでも受け容れやすいように考えてくれたり、ただ本人的にはそこまで考えてないんかもしれんくて、ただ、なんか好きになっちゃうよね」って人。(全く一言でまとめれんかった)

この人の文章なら、ひとことで表せる!
「何でもない日常が、すごく大切になる」
そう、うまいこと言えました。

そんな彼女は、今や日本に名を轟かせる人気ブロガーになり(彼女ならやると思っていた←)、エッセイ本を出しはりました。
本当におめでとうございます。
そう言えば、最近二人目のお子さんが生まれたそうです。
あんなお母ちゃん、おもろいやろなー

久しぶりにこの人の文章を読みたくて、そして応援の気持ちをささやかでも伝えたくて、久しぶりに小説以外の本を買いました。

書いているひとつひとつのエピソードは、ほんとに些細な事で、もちろんすごく面白いんやけど、些細なエピソードを面白く書いているというか。
フツーの人生って、その人の捉え方次第でこんなにも輝くんや! っていうか。(フツーの人生とか言ってすみません、とても素晴らしい人生だと思います)

むしろ、彼女の幼少期のエピソードとか、わたしならグレているかもしれないという内容。
それでも、彼女はそれを無理にポジティブに捉えるでもなく、健全に悩みながら(健全な人は悩むものだと思う)、華麗に全てをネタにしている。

いまわたしの周りで起こっているように見える悩みごとも、もしかしたら捉えようによってはめちゃめちゃおもろいかもしれんくて、そう思い出すと、悩んでいる時間を使って、いかにこれを面白おかしく書いてやろうかという謎の闘魂が燃え出す。

※ただし、ほんまに無理な時は、そういうエネルギーもないから、無理にとは言わない。

ものごとを色眼鏡なくありのままで受け容れることも大事かとは思いますが、逆に思いっきり捻じ曲げてみて爆笑ネタにするのも一つの手。

それを、この人はできるだけ人を傷つけない表現でやりはる。
少なくとも、傷つけんように、そこに最大限の注意を払って書きはる。
(誰も傷つけないで何かを表現するとか、無理やと思う。どんな言い方しても、なんやったらその人がそこに生きているというだけで誰かが傷つくかもしれんし、そんなことを言っては生きてはいけない。)

だから、たとえどんな内容であっても、言葉のひとつひとつに山本さん(山本さんとか初めて言った)の優しさが感じられて、読む人はあったかい気持ちになれるんやと思う。

直球で、誰かを救おうとして発せられる言葉じゃなくて、彼女の生き方の温度みたいなものをおすそ分けしてもらってる気がして。

「自分より不幸な人のことを思うと、こんなことでしんどいとか言ってられへん」
とかでもなく、
「あの人はあんなにもいろんなものを持ってて、幸せなんやろな」
とかでもなく、
幸せの尺度はあくまでも自分の中にしかなくて、その「尺度」に振り回されることもあるけど、たまにフッとその舵を自分が握れる瞬間があったりして。
その時は思いっきり「しあわせ」の方向に舵を切りませんかということ。

そういうのを何回もやってると、もしかしたら航海士になれるかもしれん。人生の。(スベってる?)

ちなみに、二人目のお子さんのお名前は「ナミ」ちゃんだそうで。(ONE PIECE読んでる人にしか伝わらんネタ)

お後がよろしいようで。



山本ゆりオフィシャルブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」Powered by Ameba

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ことば、文字、文章。 それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。 文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。 そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。 私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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2 thoughts on “人生深く生きてる人は、おもろいこと言う場合が多いんちゃうか説。『syunkonカフェ雑記 ~クリームシチュウはごはんにあうか否かなど~ /山本ゆり』

  1. 匿名 より:

    うわーーーーーどうしよう。これ、本のあとがきの前によくある、誰かが読んだ感想のあとがきみたいなのにそのまま入れたい!!!!っておもいました。めっちゃいろんな人に読んでほしい。(自分がほめたたえられてる文章をめっちゃいろんな人に読んでほしいてどんだけ自己顕示欲満載やねん)そして文章がうますぎる件。

    「幸せの尺度はあくまでも自分の中にしかなくて、その「尺度」に振り回されることもあるけど、たまにフッとその舵を自分が握れる瞬間があったりして。
    その時は思いっきり「しあわせ」の方向に舵を切りませんかということ。」

    ほんとそれです!それ!書きたかったのそれ!

    嬉しかったので早速小林さんにURLをお送りしますね。笑
    本当にありがとうございました。

    1. kaedejune より:

      あの、あの、あのののの(うるさい)
      ご本人様でしょうか?
      自分から送りつけといたくせに、まさかの展開すぎて、びっくりです。
      ご丁寧に、コメントなぞ入れてくださり、ありがとうございます。
      物書きを目指すとか言いつつ、まともにコメントいただいたの初めてで、むしろそっちに驚いています←
      私も、ゆりさん(そして突然馴れ馴れしくなるの巻)を褒め称えている文章を、いろんな人に読んでもらえたら、書いた方としてもすごく嬉しいですー!
      てゆうか、ゆりさんの文章に慣れてると、ゆりさんの文体がうつります。(出たで、責任転嫁)←こういうノリ突っ込みみたいなやつ

      私は、まぁ誰でもそうやとは思いますが、今特に人生の悩みどころにおりまして、そんな時にゆりさんのエッセイ読んで、なんか、よかったんです。心の栄養もらえたとか、救われたとか、そんなん言ったら謙遜しはるやろうし、そういうのとはまた違うんかもしれんけど、自分のすでに持ってるものの多さと、傲慢に期待してる自分に気づいたというか。あかん、まとめれん。
      小林さんを存じ上げないのですが(ごめんなさい)、ゆりさんのお知り合いの方ですね!笑
      ありがとうございます!

      今はしがない公務員をしております。
      お昼休みに、すっごく嬉しい気持ちになりました。
      こちらこそ、ほんまにほんまにありがとうございます。あざーーーす!(ぐらいの軽い感じの方がいいですか?)
      気い遣いい(きぃつかいぃ、と発音します)って、ほんまにつかれますねー笑
      今日もがんばります☆

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