忘れていた白オクラが育っていたことと、人間の進歩のこと

今年は台風が異常なほどに少ないですね。
去年は異常なほどに多かった気がします。

こんなふうに、わたしたちはこれまでの歴史と現在を比較して生きている。
ここで相対性理論を持ち出す気はありませんが、本当に多くのものごとを「相対的な比較」によって測っています。

それじゃ、「絶対的なもの」って一体なんだろう、と思ったりします。
強い宗教心も持たず、こんなにもいろいろな価値観やものの見方が認められる時代において、「絶対」ってなんやろうなと。

そう思うと、何もかもが実体のない、透明なものに見えてきます。

そこには、変なこだわりを捨てられたり、恐怖が薄れたり、寛容になったり、という点もあるけれど、

熱意や希望が見いだせなくなったり、自分自身がからっぽになったような虚無感に苛まれたりということも生まれます。

どんなことにもいい面と悪い面があって、その善悪も見方を変えればぐるっとひっくり返ったりして、

世界ってバランス良く出来ているなと思います。

今、いろいろと歪みが出て、バランスが崩れているように見えることも、人間の寿命よりももっと長い目で見ると、きっと調和が取れるのでしょう。

どんなにどちらかに偏ろうとしても、結局は自分の付けた傾きの反動で戻ってくる。

それでも傾かずにはいられない。
その場にとどまり続けることはできないんやな、と生きていると思います。

人間は先人の経験値の上に自分の経験値を重ねていけるから、他の動物に比べて「進歩」が早い。
けれど、その進歩を抱えて生きるだけの器も、果たして同じスピードで進化しているんやろうかと考えることがあります。

自分の「器」が疲れているなと感じた時、

昔から変わっていないように見えること、
あるいは人間のそれよりも遅いスピードで変化していることに目を向けると、心が癒えていく気がしています。

暑い暑いと言いながら毎日水をやっていると、いつの間にか白オクラもでっかくなっていました。

【一週間くらいで急激にジャングルになりました】
白オクラ1

【オクラって、こういうふうにできるんですね。逆立ちしてるみたい】
白オクラ2

【でかくなりすぎました】
白オクラ3

ブログ運営者

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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冬に元気をなくす母親と、影の薄い善良なフィンランド人の父親を持ち、ぼくは彼らの経営する瀬戸内市の小さなリゾートホテルで暮らしていた。ある時なんの前触れもなしに、ぼくにとって唯一の友達であったソウタが姿を消した。学校に行くことをやめ、代わり映えのしない平穏な日々を過ごすぼくの生活に、少しずつ影が落ちはじめる。

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