The power of introverts - 内向的な人が秘めている力 –

一番好きなTEDの動画を紹介したいと思います。

“The power of introverts”
日本語で、『内向的な人が秘めている力』と訳される動画です。

私は、彼女がこのような聴衆の前に立ってこのようなスピーチをしてくれたことに敬意を表したい。

ここで日本語訳も見られます!

「そう、こういうことを思ってたんだよ!」

って人、多いんじゃないでしょうか?

でも、こういう人たちって、いちいちそういう胸の内を「外向的」な人たちに主張することの無意味さを知ってしまっている場合が多いから、あまり表に出ないんですよね。
私自身、人前に出ると自然と騒がしくておどけた人間に切り替わります。

だって、せっかくのパーティーにだんまりを決め込んでいる人となんて、誰が仲良くしたいでしょう?

そんなことは、家でコーヒーを飲んで本を読んでいればできるのですから。

だから、パーティーってのは、私にとって「広義の接客」みたいなもんです。
その場では確かに楽しんでいるんだけれど、サービス精神が前に出過ぎるもんだから、ぐったりと疲れてしまう。

けれど近ごろ、彼女のおかげか、こういう性格がやや受容されつつあるんではなかろうかという気がする。
最近では、そんな人たちのために、部屋が用意されているパーティーもあるんだとか。
こんな記事もあるくらいだ。
内向的でもパーティーは楽しめる。あとで後悔しないために覚えておきたいコツと準備

2〜3人に1人は内向的?
こんな風に感じているのは、私だけではないのか?
これを読むあなたも、もしかしたら?
私は、あなたと友だちになれるかもしれない。

パーティー会場にいるのではない、あなたと。

けれどひとつ問題があるとすれば、本好き、もしくは内向的な人物というのは、独りで時間を過ごすことを苦としないというところにある。

それは友達がいらないということではないと思うが、
四六時中誰かとおしゃべりをしたり、同じ行動をしたりするのは、やはり性に合わない。

内向的であることは悪いこと?

今の社会では、ミーティングで積極的に発言し、明るく振る舞い、グループワークでリーダーシップを発揮し、足を動かして行動している人が評価される。

これは、世界にとって大きな損失だと彼女は言います。

全員が前を向いて授業を受けるスタイルと比べて、アメリカ式のグループワークを批判している彼女の意見は、とても斬新だった。

「日本は一方通行の授業をやめるべきだ!アメリカ式のグループワークを取り入れるべきだ!」っていう声ばっかり、耳にタコが出来るくらい聞いていますからね。

そんな人たちは、じっくりと頭で整理して、アイディアを出すタイプの人間が、その大きな声でどれだけのストレスを感じるかわからないんだろうか?

それとも、自分1人ではクリエイティブなアイディアを出す自信がないから、そんな風に虚勢を張って、あたかもチーム皆のアウトプットであるかのようにみせたがるのだろうか?

失礼、個人的な所感が入りました。

ともかく、もうすこーしだけ、内向的な側面に許容が見られてもいいんじゃないかな。

バランスが大事

彼女はスピーチの中で、外向性と内向性のバランスが大事だといいます。

それは個人個人のミクロな視点でも、世界全体のマクロな視点でもそうなのだろう。
要は、時と場合によるのだ。

何が言いたいかというと、「いつもニコニコして、明るくて、誰かと活動的なことをしている」ことだけが評価対象じゃないでしょってこと。

じっくり独りで考える時間を持ってもいいんじゃない?

そんな時、旅はおすすめだけれど。

スーツケースの中身を見せる

彼女は、外向的な人と内向的な人のスーツケースの中身の例を挙げる。

そして、「内向的な人は、しばしばスーツケースの中身をみせたくないでしょうけれど」
と前置きする。

なんで私の気持ちがわかったのだろう。

そう、これは内向的だからなのかどうかはわからないが、
私には絶対的な聖域が存在する。

誰にも踏み込まれたくない、口を出させたくない領域。

人間生活を送るために、最低限のことは厭わずやる。
仕事も、家事も、近所の付き合いも。
迷惑は掛けない。
だから、口出ししないで欲しいのだ。

そういう領域が、ある。

彼女は、こう続ける。
「でも時々は スーツケースを 開いて見せてほしいのです 世界はあなたと あなたが持っているものを必要としています」

スーツケースの中身を誰かにそっと見せたくなった時、私は次の段階に行くのかもしれない。

今は次の段階になんて興味もないし、世界が私からなにを期待しているかなんてどうだっていいのだけれど。笑

この動画を見ると、いつも心にロウソクのような温かい灯りが灯る。

ちなみに、彼女の書いたこの本は、わたしの人生のバイブルのような存在です。

書いた人

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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