500えん玉貯金をしている。
少し前から、500円玉貯金をしている。
二ヶ月とか三ヶ月そこらだと思う。
どのくらいたまったかな。
おそらく、2〜3万といったところでしょう。
始めた理由?
特になく、ダイソーで目についたブタの貯金箱に心を奪われてしまったから。
こんなやつです。
何のためにやるのか?
貯金の一番の醍醐味。
「この貯金箱がいっぱいになったら、旅行に行こう」
「この貯金箱がいっぱいになったら、欲しかったバッグを買うのだ!」
「この貯金箱がいっぱいになったら、エステに行こう」
そんな妄想を繰り広げる貯金し隊の方々を、実はこっそり羨ましく思う。
私は、「この貯金箱を早く500円でいっぱいにすること。」だけを目的に、わざと1000円札を出してお釣りをもらったり、じゃりじゃりと500円玉を財布に入れて持ち歩く。
①欲がないのです。
この貯金箱がいっぱいになっても、きっと何も買わないような気がする。
特にこれといって欲しいものもないし、必要な物は取り立てて貯金なんてせずに買ってしまうだろうから。
無駄遣いというものがあまりできないたちなのだ。
②早く貯めなければいけない気がする
これは、私のよろしくない性質なのだが、楽しんで貯金をするはずが、何だか「いかに日常生活で早く500円玉を創出していくか」みたいなタイムアタックになってきている。
貯金とはいっても、お金を遣わなくちゃ500円玉は出ない。
本末転倒のようなことになっている。
たぶんきっと、「目標に向かってコツコツ努力する」という行為を欲しているんだと思う。
学生でなくなってから、「自分で決めた大きな揺るぎない目標に向かって努力する」という機会が圧倒的に少なくなった。
仕事をしてお金をもらうという仕組み上、相手の目標を自分の目標にするような感覚が続いている。
大人になって、これまでのような「頑張るベクトル」が与えられなくなって、人生を自分で決められるようになって、
だからこそ。
だからこそ、「燃える目標」みたいなのを打ち立てれば、また何か変わるかもしれない。
今は、なんだか人生を一休みしているような気分だ。
若さは、関係ないと思う。
ブログ運営者
-
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。
文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。
新しい書きもの
言葉の切れ端2021.02.25有限な資源は無限に近づいている[言葉の切れ端203]
言葉の切れ端2021.02.22リスクだけを考えて立てる計画[言葉の切れ端202]
言葉の切れ端2021.02.19組織の中での自由と迷子[言葉の切れ端201]
小さなお話2021.02.16SNSでアウトプットすること[小さなお話68]
新刊発売中!
冬に元気をなくす母親と、影の薄い善良なフィンランド人の父親を持ち、ぼくは彼らの経営する瀬戸内市の小さなリゾートホテルで暮らしていた。ある時なんの前触れもなしに、ぼくにとって唯一の友達であったソウタが姿を消した。学校に行くことをやめ、代わり映えのしない平穏な日々を過ごすぼくの生活に、少しずつ影が落ちはじめる。
『レモンドロップの形をした長い前置き』
著者:田中千尋
販売形態:電子書籍、ペーパーバック(紙の書籍でお届け。POD=プリントオンデマンドを利用)
販売価格:電子書籍450円(※Kindle Unlimitedをご利用の方は無料で読めます)、ペーパーバック2,420円