たとえ世の中は完璧じゃなくても。

完璧主義なんです。
どうしようもないくらい。

こんなにもでこぼこな自分に自己矛盾を抱えるくらい、自分が関わることはできるだけ美しい形であってほしい。
それが無理だってことはわかってる。
わかってるから、ハードルを下げた。
でも、まだ下げたりないみたいだなぁ。

日々の経験を、全部文章にするんだって決めてから、どんな小さな嬉しいことも、つらいことも、悔しいことも、人間観察も、なんだか楽しくなった。

休日はパソコンに向かって、打ち続ける。
わたしは、危ないハイになっている。
平日休みなく働き続けたわたしの脳みそは、休日も違った意味で動き続ける。

それは、有酸素運動と無酸素運動のように違った種類のもので、両立だってできるはず。
でも、人間には、眠ったり食べたりお風呂に入ったり、大切な人を抱きしめたりする時間だって必要なんだ。

有酸素運動と無酸素運動を、永久に交互に繰り返しているわけにはいかない。シルバーウィークは、書く方にエネルギーを使いすぎた。

「仕事も、休日の物書きも、どっちも60%でいいじゃん」と、上司は言う。大好きな、優しく陽気な上司。たぶんわたしには、こういう考え方が必要なんだろう。
息切れする前に。

それができていれば、25年もこんな不器用な生き方をしていないはずなんだけれど、
でも、自分ってやつは、嫌が応にも変わるし、変わることができる。

結局、何もかも完璧にできないなら、それが許せる自分になるまで、ゆっくり待ってあげよう。

「つらい経験は、いつか文章に活きる」
そう思うようにしてから、つらい経験への見方が変わった。
物書きになると決めてから、人付き合いも無理をしなくなった。
周りの人の態度も、変わった。
これは誤算だけれど、仕事が楽しくなってきた。
ああ、つらい経験じゃないと、文章に活きないのに……なぁんて考えちゃうくらいに。

たぶん、客観的な状況は変わってない。
仕事は、これからどんどん忙しくなる。(市長肝いりの部署らしく、ただただハードですが(わたしはただの新人ですが)、ゼロから作り上げる感じがお役所っぽくないので、そういう意味では楽しいですね)

でも、今は「仕事に時間を盗られている」という感覚が、前よりなくなった。
食材を調達している感じ。
食材が腐らないうちに調理(文章化)しないと腐ってしまいそうだから、日持ちのしなさそうなものははやめに文章にしていこう。

長く保ちそうなのは、わたしの準備が整うまで待ってもらうんだ。そんな感じ。

レシピなんてない。料理は、経験とこなした数と勘で決まる。

もちろん、食材がないと料理は始まらない。

さぁ、そうと決まれば、60%なんて言わずに、最高級の食材を調達してやろう。

明日は休日出勤。
今日もぐいぐいと書きたいところだけれど、今日は頭と体を休めてやろう。

頭、体、こころ。
ぜんぶぜんぶわたしで、みんなつながってるから。

ちゃんとバランス取って、大事にしてやらなきゃね。

【今日言いたかったこと】
・同じ状況も、視点や捉え方を変えれば(それがうまくいけばの話だけれど)、ガラリとその姿を変える。これは肌で実感しないとわからない。
こんなことは、言葉では無限回も聞いてきた。でも自分でできてみて、はじめて納得したんだもの。

・自分を構成している全てのものが、自分をつくり、生かしてくれている。耳を傾けて、それらの声を聞いて、それに素直に生きていこう。できるだけ。

投稿者プロフィール

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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できることなら、十四歳という年齢はすっとばしてしまえるのがいい。
冬に元気をなくす母親と、影の薄い善良なフィンランド人の父親を持ち、ぼくは彼らの経営する瀬戸内市の小さなリゾートホテルで暮らしていた。ある時なんの前触れもなしに、ぼくにとって唯一の友達であったソウタが姿を消した。学校に行くことをやめ、代わり映えのしない平穏な日々を過ごすぼくの生活に、少しずつ影が落ちはじめる。

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