売れない良書[言葉の切れ端079]

「売れない良書はない。本は認識されてはじめて良書になる。小寺さんはそうおっしゃりたいんですね?」私は目の前に座る男の言葉を代弁する。 「端的に言えば」男は慇懃無礼にうなずく。 「ねえ、僕たちいっそ、新 […]

心の栄養失調[言葉の切れ端077]

栄養失調ね、このままだと死んでしまうわよ。休みなさい。 ぼくのドクターは、ぼくの話を聞いてそう言った。 でも、ごはんはちゃんと食べていますよ。 ごはんの話じゃないわ。ドクターはまるでぼくがすごく面白い […]

あまのじゃく女[言葉の切れ端073]

あなたは永遠に正解にたどりつけない。 だって私はあなたがしてくれることを、ことごとく不正解にしているから。 ねえ、どうか怒らないでね。 私あなたに愛されたいのよ。 唯一の正解は、なるべく腹を立てずに最 […]

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