『青天の霹靂/劇団ひとり』

本を選ぶ時、どこを見て選んでいるだろう。

作家
題名
話題性
表紙のデザイン
裏表紙のあらすじ

時と場合によって違うだろう。
それぞれの要素の総合点かもしれない。

先日、劇団ひとりの『青天の霹靂』を読んだ。

映画が話題になっていることと、前回の『陰日向に咲く』が好印象だったこともあって購入したのだ。

涙なしでは読めない、感動作とのウワサだった。

読了後の感想。

あまり読む前に偏見を与えてしまうのもよくないかと思うが、僭越ながら、あまりよく出来た作品だとは思えなかった。
前回の作品から数年。

もちろん私自身も歳を食ったし、その間に読んだ小説の数は知れない。

そのせいか、ずいぶんと稚拙な印象を受けてしまった。

よく言うと、「キレイに丸く収まってる」とでも言うべきだろうか。

いや、本当に申し訳ない。
私自身の人間性に多少問題が生じ、その結果、無感動な人間に成り下がってしまったのかもしれない。

お笑い芸人の彼が書いたという話題性。そこがきっと重要なのだと思う。

あまり感想らしい感想を持てないことは結構珍しいことなので、記念にしたためておきます。

投稿者プロフィール

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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冬に元気をなくす母親と、影の薄い善良なフィンランド人の父親を持ち、ぼくは彼らの経営する瀬戸内市の小さなリゾートホテルで暮らしていた。ある時なんの前触れもなしに、ぼくにとって唯一の友達であったソウタが姿を消した。学校に行くことをやめ、代わり映えのしない平穏な日々を過ごすぼくの生活に、少しずつ影が落ちはじめる。

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