『雨の日も晴れ男/水野敬也』

私が敬愛して止まない作家の一人、水野敬也氏の一冊。
『夢をかなえるゾウ』の著者でもある彼は、ふざけたユーモアの中に潜む「大切なこと」を抵抗なく教えてくれる。

二人の幼い神様によって、次々と悲劇に見舞われるアレックスという男性。
けれど、彼は持ち前の「ポジティブシンキング」でその逆境に立ち向かう。

かなり無理のある設定、どうかんがえてもありえない周囲の受け答え、そしてアレックスの底なしのアホさ加減。

ある意味で非現実的だからこそ、その中で現実世界に共通していることが浮き彫りになる。

この作家は、難しい顔をして論理を展開し、世間をねじ伏せようとする偉い人達よりもずっとずーーーーーーっと頭がいいと思うし、楽しく生きていると思う。

ブログ運営者

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

新刊発売中!

できることなら、十四歳という年齢はすっとばしてしまえるのがいい。
冬に元気をなくす母親と、影の薄い善良なフィンランド人の父親を持ち、ぼくは彼らの経営する瀬戸内市の小さなリゾートホテルで暮らしていた。ある時なんの前触れもなしに、ぼくにとって唯一の友達であったソウタが姿を消した。学校に行くことをやめ、代わり映えのしない平穏な日々を過ごすぼくの生活に、少しずつ影が落ちはじめる。

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