【引きこもりの北欧紀行】第一章その3 旅のしおり

あらすじを読む 【引きこもりの北欧紀行】 〜あらすじ〜
はじめから読む 【引きこもりの北欧紀行】第一章 ストックホルムとヨーテボリ 静かな再獲得の旅 その1

今回の旅の予定は以下の通りだ。道中で迷子になったらここに戻って、目次的に参照していただけるとありがたい。

7/29(今ココ!)〜8/1 ストックホルム(スウェーデン)で一人旅
8/1〜8/3 フィンランドの友人Cと合流し、ストックホルム旅
8/3〜8/8 スウェーデンのゴットランド島 with C
8/8〜8/14 フィンランドのC宅滞在
8/14〜8/25 リトアニアのR宅滞在
8/25〜9/4 フィンランドのC宅滞在
9/5 帰国

それぞれの場面で登場する友人たちについては、その都度紹介することとしたい。それにしても、いずれの旅程にもほとんど友人がついてくれるというのは、本当に心愉しいことだ。僕は一人でいると、とことんまで切り詰めてしまうタイプだから。

 加えて、旅程はあくまでざっくばらんに決めておくのがよい。旅先では思わぬ出逢いがありうるし、そんな時にふらりとそちらに流されてみるのもまたいいものなのだ。

「ごみ。ごみ。ごみ。」
心地いいリズムとともに、耳の裏側で声が聞こえる。
にっこりとした例のCAが、空になった僕の紙コップを持っていった。

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【引きこもりの北欧紀行】第一章その4 旅立つ同胞としての年輩者

投稿者プロフィール

ちひろ
ことば、文字、文章。
それはとても恐ろしいものでもあり、うんと心強い味方でもある。

文字はマンガに劣り、写真は動画に劣ると言われる時代で、文字の集積だけがもたらしてくれる「情報」以上の無限の想像のための余白。
そんな文字の持つ力に心躍る方がいたら、ぜひ友達になってください。
私はそんな友達を見つけるために、物書きをしているのです。

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できることなら、十四歳という年齢はすっとばしてしまえるのがいい。
冬に元気をなくす母親と、影の薄い善良なフィンランド人の父親を持ち、ぼくは彼らの経営する瀬戸内市の小さなリゾートホテルで暮らしていた。ある時なんの前触れもなしに、ぼくにとって唯一の友達であったソウタが姿を消した。学校に行くことをやめ、代わり映えのしない平穏な日々を過ごすぼくの生活に、少しずつ影が落ちはじめる。

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